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写真は映えないといけないのか?

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こんにちは、フォトグラファーのryuです。

皆さんは普段どんな写真を撮影されていますか?写真って面白いもので被写体は無限にあります。

  • 子供
  • 風景
  • ポートレート
  • ホビー
  • ペット
  • etc…

様々な被写体を思い思いのタイミングで切り取ることができる写真は撮影しているだけでとっても面白いものです。しかし最近は写真を撮影した後にSNSにアップロードするのが主流となっています。

私はこのSNSというのが写真撮影をする上で面白くもあり、厄介なものだと感じています。

今回の記事ではそのあたりの私感を述べてみたいと思います。

SNS時代の写真は縛られている気がする

私はまだ写真を初めて10年少々しか経っていませんので写真界で見ればひよっこもひよっこです。
しかしそんな私がカメラを初めて手にしたときは今ほどSNSは発展していませんでした。
撮影した写真は印刷して初めて日の目を見るような時代でした。

当然人の作品もリアルタイムで見ることはできず、撮影されてからタイムラグがありました。

ですので結構個性があり、人それぞれの写真表現を見る機会がありました。

しかしSNS時代になってからというもの、目にするのはハイコントラストな写真ばかりです。いわゆる「インスタ映え」って写真が殆どです。

SNSサービスの都合上「いいね!」が多い作品ほど更に多くの人の目に触れる機会に恵まれます。

そうなると当然多くの人は「いいね!」を求めてハイコントラストで映え映えな写真を撮ろうとします。これが私的にはあまりよろしくない傾向じゃないのかなと感じています。

もちろん映え映えの写真自体はいずれも素晴らしい写真ばかりですし、同じフォトグラファーとして撮影する労力の大きさは重々承知しています。

ただそういった写真ばかりになると、ローコントラストな写真や抽象的な写真は日の目を見ることなく埋もれていってしまいます。

私は結構モノクロ写真なんかも好きなのですが、そういった作品は高速で流れるSNSのページでは人々の目に留まりにくくスルーされてしまいがちです。

それが私はとても悲しいのです。

写真は百人いれば百通りの表現があって良い

私は写真表現に正解は無いと思っています。

人それぞれ生きてきた中で自分なりのバックボーンを抱えているのですから、それをバッチリと表に出した表現を見てみたいです。多分稀に見ることのできる感情を揺さぶられるような作品は、その人の個性が良い形で反映されているのだと思います。

しかしSNSに引っ張られる形でその人の個性的な作品が、心に埋もれてしまうのは非常にもったいなく感じます。純粋に好きで撮った写真が映え映え写真だったパターンが殆どだと思いますが。

多分写真表現って正解がないからこそ楽しいのですがSNSの「いいね!」という他人からの承認の可視化がなされたことで、ある意味での「正解写真」ができてしまっているのだと思います。

是非ともこの記事を読んでくださった方は他人の目など気にせず自分なりの写真表現を楽しんでください。

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ryu@photographer
カメラの種類を問わず「カメラ」そのものが大好きな30代男性です。 10代の頃から様々なカメラを使い倒し写真歴は10年以上です。 自分で購入したカメラ遍歴は CANON(EFマウント) ↓ CANON(RFマウント) ↓ SONY(Eマウント) となっております。 このブログではカメラに関する事をメーカーや機種問わずピックアップして話題にしたり、写真についての雑感やちょっと得する知識等を発信していきます。