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【24-105 F2.8】Canonから超ド級のレンズが発売へ

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こんにちは、フォトグラファーのryuです。

以前から噂にはなっていましたが、ついにCANONから超ド級のレンズが発売されました。
私が予想していたものとは大分違う形ですが面白いレンズが登場しました。

こんかいはCANONのレンズの話です。

【RF24-105mm F2.8 L IS USM Z】12月上旬発売へ

いやーまさかまさかです。
11月に新レンズの発表があるのはリークされていたのですが大方の予想はインナーズームとなった70-200mmの2型なんじゃないかと言われていました。

しかし蓋を開けてみるとまさかまさかの大三元標準ズームの2型でした。

しかもただ24-70mmF2.8の2型じゃなく24-105mmのF2.8通しとかいう超ド級レンズです。

これは完全に予想を裏切られましたね。

たしかに初代24-70mmも既に4年が経過しているので2型が出てもおかしくはなかったのですが、あまり標準ズームの不満は聞かなかったので「先に望遠ズームだろうなぁ~」と予想していました。

CANONさん中々ぶっ飛んでますねー。

しかもこのレンズ以下のようにCANONおよびRFレンズ史上初めて尽くしのレンズとなっているようです。

CANONおよびRFレンズ史上初の項目
24-105mmのF2.8通し
11枚絞り羽根
3本のレンズを組み合わせれば15mm~300mmまでをF2.8で使える
絞り環(アイリスリング)を搭載

これはCANONさんかなり渾身の力作としてリリースしたんじゃないでしょうか?

【RF24-105mm F2.8 L IS USM Z】の良さそうな所

ここからは私が公式のリリースを見て思ったことを書いていきます。当然ですが発売前の段階ですので実物はまだ触れていないことをご了承ください。
また基本的にスチル目線での感想です。

1.105mmまでF2.8で使えるのは便利

当然ですがまずはここですよね。

24-70mmF2.8は昔から使っているなじみ深いレンズで、丁度いい焦点距離のレンズなのですが広角側はともかく望遠側は確かに「もう少しあればなぁ」と思うことはあります。

特にポートレート撮影をする際には正直70mmじゃ足りませんので105mmまで使えるのは非常に大きなアドバンテージになると思います。

また中望遠域で撮影するときはシャッタースピードを速くしたいので明るいレンズはシーンを選ばず使えてとても便利です。

2.絞り羽根11枚の玉ボケの美しさ

あまり注目されていませんがRFレンズで絞り羽根が11枚のレンズは初めてです。

絞り羽根が多いと被写体の後方に作られる玉ボケが真円に近くなりとても美しく幻想的な写真表現ができます。
イルミネーションを背景にポートレートなどをすると素晴らしい撮影体験が得られそうで良いですね。

3.レンズ内手ブレ補正が5.5段分ある

後述しますが【RF24-105mm F2.8 L IS USM Z】は非常に重たいレンズですので手持ち撮影できないこともないですが、やはり手ブレが気になります。

恐らくそれを見越してのことだと思いますがレンズ内に強力な手振れ補正機能が搭載されていますので写真の天敵である手振れをかなりのところまで抑えこむことができます。

現在のフラッグシップ機であるR3と組み合わせれば協調制御で8段もの強力な手振れ補正を得ることができます。これは大きなメリットでしょう。

手振れや被写体ブレは写真として成立しなくなる致命的なものですから、この性能は歓迎すべきものだと思います。

【RF24-105mm F2.8 L IS USM Z】のちょっと気になる所

今度は逆に【RF24-105mm F2.8 L IS USM Z】のちょっと気になるところを指摘したいと思います。繰り返しますが、あくまで発売前の公式リリースを見ての感想なのでご了承ください。

1.重すぎる

これは私がCANONからSONYのEマウントに移行した理由の最も大きなものですが、システムとしてあまりに重すぎます。


こちらのレンズの重量どれくらいだと思いますか?

その重さなんと1330g(1.3kg)となっております。

F2.8通しの24-70mmですら900gあるのですから当然っちゃ当然ですよね。発表された瞬間重さはなんとなく想像がつきました。

構造上仕方ないとはいえやっぱり重すぎでは?R3と組み合わせたら2.4kg、比較的軽いR6mark2と組み合わせても2kgとなってしまいます。

私の経験上1.5kgくらいを超えると長時間の撮影はかなりきつく感じ始めますので2kg~2.5kgなんて正気の沙汰とは思えない重量なわけです。

もちろんこれは手持ち撮影での話ですので三脚座まで付いている本レンズは三脚を前提としたレンズなのは間違いないでしょう。ただ三脚を使った撮影だとしても荷物の総量としては重くなるのでやはりシステムは軽いに越したことはないのですよ。

それに標準ズームはやっぱり外に持ち出して使いたいじゃないですか。特に24-105mmF4や24-70mmF2.8を愛用していただけにそう思います。

2.非常に高額

こちらも4倍ズームのF2.8通しと考えれば仕方ないのですが非常に高額なレンズとなっています。
発売予約時点での価格は約50万円と標準ズームとしては異例ともいえるほど高いレンズです。

CANON公式では3本のレンズを組み合わせれば15~300mmまでF2.8で使うことができるとアピールしていますが、全てのレンズを揃えようとすると210万円ほどかかります。

車一台分くらいの価格と考えるとCANONの提案は大半の人には現実的な価格とは言えないでしょう。

まとめ

ここまで色々書いてきましたが、私の用途には合いませんが素晴らしいレンズであることは約束されていると思います。

特に風景からポートレートまでをこれ一本でカバーできるのは非常に素晴らしいと思います。重さやサイズが苦にならない方の標準ズームレンズにはベストな選択肢となるのではないでしょうか。

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ryu@photographer
カメラの種類を問わず「カメラ」そのものが大好きな30代男性です。 10代の頃から様々なカメラを使い倒し写真歴は10年以上です。 自分で購入したカメラ遍歴は CANON(EFマウント) ↓ CANON(RFマウント) ↓ SONY(Eマウント) となっております。 このブログではカメラに関する事をメーカーや機種問わずピックアップして話題にしたり、写真についての雑感やちょっと得する知識等を発信していきます。