こんにちは、フォトグラファーのryuです。
一眼カメラを手に入れた皆さん、早速撮影に向かいたいですよね。
今回は写真や動画を撮る上で非常に大事なカメラの適正露出について理解していただきたいと思います。
この記事では適正露出についてわかりやすく説明し、初心者の皆さんがすぐに実践できるヒントを提供します。
そもそも適正露出とは何か?
適正露出とは写真や動画を撮る際にシャッタースピード、絞り、およびISO感度の設定を調整して被写体を正確に明るく写すために必要なカメラに取り込む光の量のことです。適正露出で撮影することで、写真や映像にメリハリと程よいコントラストが生まれ、美しい写真が撮れるようになります。
カメラの露出は基本的に以下の項目をそれぞれ組み合わせて調整することで適正な光の量へと設定していきます。
カメラ設定の基本
まずは基本的な項目であるシャッタースピード、絞り(F値)、ISO感度についてです。
基本的には絞りorシャッタースピードを撮りたい被写体やイメージする作品に合わせて設定し、それに合わせて絞りorシャッタースピードを決めて、最後にISO感度を調整するとよいでしょう。
各項目については別記事で詳しく解説しておりますので、そちらも合わせて参考にしてください。
- シャッタースピード: シャッタースピードは、露出時間をコントロールします。 速いシャッタースピード(1/1000 秒など)は、動きの速い被写体を撮影する際に適しています。 遅いシャッタースピード(1秒など)は、静止した被写体や長時間露光の写真に適しています。
シャッタースピードを速くすればするほど取り込む光の量は少なくなり、シャッタースピードを遅くすればするほど取り込む光の量は多くなります。
シャッタースピードについての記事 - 絞り: 絞りは、レンズの開口を調整するもので、f値(例:f/2.8、f/8など)で表されます。小さいf値(大きな絞り)は背景を大きくボカし被写体をより大きく浮き上がらせます。大きなf値(小さな絞り)は被写体と背景のどちらにもピントを合わせることができます。
f値を小さくすればするほど取り込む光の量は多くなり、f値を大きくすればするほど取り込む光の量は少なくなります。
絞り(F値)についての記事 - ISO感度: ISO感度は、カメラのセンサーの感度を調整します。 低いISO(例:ISO 100)は明るい場所で使用し、高いISO(例:ISO 800以上)は暗い場所や高速シャッターが必要なただし、高いISOはノイズを増加させる可能性があるので注意が必要です。
ISO感度を大きくすればするほど取り込む光の量は多くなり、小さくすればするほど光の量は少なくなります。
ISO感度についての記事
適正露出を実現する方法
- 露出メーターの活用: 多くの一眼カメラには露出メーターが付いておりファインダー内、もしくは背面液晶内に表示されています。
このメーターを使うことで画面内で適正露出を確認できます。
メーターの中心に近づけば適正露出、左に寄っていくほどマイナス露出(暗い写真)、右に寄っていくほどプラス露出(明るい写真)となります。 - 露出補正: AモードやSモードを使っている時に狙っている被写体が真っ暗になったり、逆に真っ白になったりすることがあります。
これは一眼カメラが自動で測光している場所が意図した位置ではないから起こります。そんな時はカメラの露出補正機能を使うとカメラが自動で露出をコントロールしてくれます。
被写体が明るすぎる場合はマイナスの露出補正を設定し、暗すぎる場合はプラスの露出補正を行います。 - ホワイトバランスの設定: ホワイトバランスを正しく設定することで写真の色合いを調整できます。自動ホワイトバランスが使えることもありますが、特定の光源に合わせて手動で調整することも重要です。
カメラによって違いますが曇りの時に使うと色味が丁度よくなるホワイトバランスや電球色の室内で色味が丁度よくなるホワイトバランスなどがあります。
自分でイメージする作品に最も近くなるホワイトバランスを設定してみてください。 - 練習とフィードバック: 適正露出の理解はとにかく練習によって身に付きます。撮影した写真を確認しどの設定がうまくいったか、どの設定が上手くいかなかったのか分析しましょう。また他の写真愛好家からフィードバックを受けることも成長に役立ちます。
まとめ
適正露出は写真の芸術的な側面を探すための基本的なスキルです。初心者の皆さん、これらの基本的な設定をマスターすることで、より魅力的な写真を撮るステップを踏むことができます練習を重ね、自分なりのスタイルを見つけてください。そして最も大切なことは、楽しむことです。良い写真を撮るために、カメラと共に素晴らしい冒険に出かけましょう!
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