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CANONのRFマウントについて思うこと

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こんにちは、フォトグラファーのryuです。
今回は私の愛用カメラ「キャノンR6mark2」のマウントである「RFマウント」について思うところがあるので書いていきたいと思います。

RFマウントレンズは高額で重い

キャノンが今現在主力としているミラーレス専用マウント「RF」。
キャノンらしく実直で非常に素直な写りのレンズが多数ラインナップされているこちらのマウントですが、実際に使ってみてかなり辛いなぁと思うことが増えてきました。

というのもRFレンズのラインナップは非常に高価でヘビー級なレンズ群が充実しています。

例えば最も代表的とも言える標準ズームである「RF24-70mm F2.8 L IS USM」こちらのレンズは実売価格が30万円前後もします。重量も900gとレンズだけでもめちゃくちゃ重いです。

ではライバルメーカーはどうかと言うと、ミラーレス一眼の代表的なメーカーであるSonyが展開しているレンズ群の中で同等品にあたる「FE 24-70mm F2.8 GM II SEL2470GM2」は実売価格が25万円前後とキャノンのレンズよりも5万円も安くなっております。重量も695gと大三元標準ズームとしては非常に軽量に作られています。

しかもキャノンの「RF24-70mm F2.8 L IS USM」は発売が2019年で、Sonyの「FE 24-70mm F2.8 GM II SEL2470GM2」が2022年発売と3年もSonyの方が新しいレンズなのです。

CANONは軽量装備のフォトグラファーを切り捨てている

私は普段からフットワークが重要となる撮影をしています。
そのため「写りさえよければ携帯性なんて二の次」というスタジオフォトグラファーとはちょっと違うものをカメラに求めています。

EFシステムの時は携帯性は各社共に大差が無かったのでアフターフォロー諸々考慮してCANONのカメラで活動してきました。
しかしミラーレス時代になってから明らかに各社の色というかスタンスがハッキリしてきました。

その流れが見えるまではひとまず使い慣れているCANONで様子見していたのですが、最近のキャノンの動きを見ていると軽量装備が重視されるフォトグラファーを切り捨てているように感じます。

なぜそのように思うのかと申しますと、やはり冒頭で取り上げたように他社の同スペックのレンズとの比較をしてみても軽量化しない(できない?)、ラインナップとして出してくるのはキットレンズか撒き餌レンズか重量級の長玉単玉ばかりです。

明らかに初心者ユーザーとプロの中でも更に一部のフォトグラファーに向けたレンズばかりを作っています。
昔のCANONのように全てのユーザーのニーズを満たすようなレンズラインナップをしていません。もしくはできないのか…。

私がCANONに求めるもの

文句ばかり言うのは建設的ではありませんので、軽量装備を重視したいフォトグラファーとしてCANONに期待していることを挙げてみます。

  1. 軽量な大三元ズーム、軽量なF1.4単焦点
  2. RFマウントの解放をして価格競争と技術競争が起きること
  3. 小型軽量=廉価低性能の方程式を止めること

以上の3点です。

まずSonyのEマウントと比べて明らかに重すぎるRFレンズ群を少しでも軽く小さくしてほしい。これは私たちのような軽量フォトグラファーだけじゃなく、様々なフォトグラファー全員が求めてることではないでしょうか。
写りが担保されることは当然ですが軽量を望まないフォトグラファーなんていないんじゃないと思います。

次に現状独占状態を維持しているRFマウントをサードパーティーに対して解放した方がいいのではないでしょうか?
実際にサードパーティーレンズを買う買わないは別としてCANONには少し危機感が無いように思えます。マウントの解放をしない限りはレンズメーカーにレンズ需要を取られる事が無いから、安心してレンズ開発に取り組めてしまいます。良くも悪くも。

しかしシグマやタムロンがRF50mmF1.4を出してきたらどうでしょうか?CANONもレンズメーカーでもあるのだから指をくわえて見ているなんて事はしないはずです。必死になって50mmF1.4を開発してリリースします。

そうやって他社と切磋琢磨しないと技術革新は生まれないし、本当のユーザーニーズも掴めないと思います。それにミラーレスに移行していっている時代なのだから、サードパーティーでもなんでもリリースさせて、とにかくRFマウントユーザーを増やさない限りCANONに未来はありません。Eマウントに全部持っていかれますよ。

最後にCANONは「小型軽量レンズ=廉価で低性能なレンズ」と考えているのではないか?と最近思うことがあります。
軽いレンズと言えば可変F値のプラスチッキーで暗いレンズか、いわゆる撒き餌と言われる単玉F1.8~F2.8のものばかりです。

唯一カメラ界隈を「おっ!これはRFにも面白いレンズが出てきた」と一瞬にぎわせた「RF70-200mm F4 L IS USM」は当時私も非常に素晴らしいレンズだと思い、実際に購入して使っていましたが発売から既に3年経ち、それ以降は目新しいレンズは作られていません。

作れないのか作らないのかは分かりませんが、ならばこそ先ほども言ったようにマウント解放をしてサードパーティーメーカーに間のレンズを作らせればよいと思います。
CANONが担いたい焦点距離は作らせない契約にすればよいのではないかな。

長年CANONユーザーですがハッキリ言って今のCANONに魅力は感じていないし、マウントの乗り換えを検討しています。

ここから急転直下軽量なレンズを次々リリースしていってくれることを期待しています。
RF70-200mmF2.8の2型の噂が出てきたので、あるいは…。

※その後Eマウントへ乗り換えました。

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カメラの種類を問わず「カメラ」そのものが大好きな30代男性です。 10代の頃から様々なカメラを使い倒し写真歴は10年以上です。 自分で購入したカメラ遍歴は CANON(EFマウント) ↓ CANON(RFマウント) ↓ SONY(Eマウント) となっております。 このブログではカメラに関する事をメーカーや機種問わずピックアップして話題にしたり、写真についての雑感やちょっと得する知識等を発信していきます。