こんにちは、フォトグラファーのryuです。
突然ですが皆さんは自分が撮った写真、もしくは誰かが撮った写真を見て「ハッ」としたことはありますか?
写真展でも写真集でもインスタでもなんでも構いません。
もしそんな写真に出会えたことがあるならば、是非どのような写真だったか思い出してください。その上で今回の記事を読んでみてください。
今回は写真と付き合う上でのマインドセットについての話をしようと思います。
写真はカメラマンを写し出す鏡
私は写真を撮影するようになってから気付いたことが一つあります。
それは写真を撮るという行為はカメラマン自身を写し出しているということです。
…訳が分からないと思います。
だって本来は被写体やモデルを写し出して写真とするのですから、カメラマン自身が写るなんて言われても「???」ですよね。
ただ少し思い返してみてください。
あなたの撮った写真はどのような写真ですか?明るい写真ですか?暗い写真ですか?モノクロですか?ハイコントラストですか?
被写体はなんですか?スポーツ選手ですか?花ですか?動物ですか?夜景ですか?飛行機でしょうか?はたまたモデルさんですか?
「写真」と一括りにしても本当に多種多様な写真が存在します。
あなたが今メインとしている被写体や、写真のスタイルを確立したのは何故でしたか?
写真はカメラマンの歩んできた人生そのもの
不思議なことに同じ被写体を似た環境で違うカメラマンが撮ると結構違う写真となります。それは環境の微妙な変化はあれど、最も大きいのはカメラマンの感性や個性が写真に反映されているのだと思います。
カメラマンの感性は今まで切ってきたシャッターの積み重ねによって培われてゆきます。
つまるところそれはカメラマンの人生そのものなのです。
先ほど述べた「同じ被写体を撮っても違う写真になる」というのはつまりカメラマン毎に感性が違う=カメラマン毎に歩んできた人生が写真に反映されているのです。
写真を上手く撮るには豊かな人生を送ることが大事
写真をひたすらに撮ることで一定のレベルまでは誰でも上達できると思うのですが、それ以上のレベルになる独自の世界観を持って作品として作り上げる人たちって意外と写真以外のことも沢山経験していたりします。
これは写真に限らず様々な芸術界では良くあることのです。
様々な経験が私たちカメラマンの感性を育て、それが写真に深みを持たせるのだと思います。
写真と向き合う時間はもちろん大事ですが、それと並行して様々なことを体験して自身の中に感性を積み上げてゆきましょう。