こんにちは、フォトグラファーのryuです。
今回は一眼カメラを扱う上で避けては通れない露光設定についてのお話です。
カメラの基本を学ぶ上で、必ず出てくる「シャッタースピード」「絞り」「ISO」。これらの要素は、写真の明るさや表現力を決める重要なポイントです。
今回は、シャッタースピード・絞り・ISOの基本について私の経験談を交えてかつ、できるだけ簡潔に解説していきます。
シャッタースピード
シャッタースピードとは、シャッターが開いている時間のことです。シャッターが開いている時間が長いほど、カメラに光が入り込む量が多くなり、写真は明るくなります。逆に、シャッターが開いている時間が短いほど、カメラに光が入り込む量が少なくなり、写真は暗くなります。
シャッタースピードは、被写体の動きや写真の表現に大きく影響します。
- シャッタースピードを速くすると、動きを止めて撮影することができます。
例えば、スポーツや飛行機などの動きを撮影する際には、シャッタースピードを速くすることで、動きを止めて撮影することができます。
- シャッタースピードを遅くすると、動きを表現することができます。
例えば、滝や川などの流れる水を撮影する際には、シャッタースピードを遅くすることで、水の流れを表現することができます。
- シャッタースピードを1/8秒以下にすると、流れるような水や光を表現することができます。
例えば、花火や夜景などの動きを表現する際には、シャッタースピードを1/8秒以下にすることで、流れるような光や動きを表現することができます。
私は、シャッタースピードを遅くして、水の流れを表現するのが好きです。シャッタースピードを遅くすると、水の流れが滑らかに表現され、まるで絵画のような写真になります。
絞り
絞りとは、レンズの穴の大きさのことです。絞りが小さい(F値大)ほど、レンズの穴が小さくなり、カメラに光が入り込む量が少なくなります。逆に、絞りが大きい(F値小)ほど、レンズの穴が大きくなり、カメラに光が入り込む量が多くなります。
絞りは、被写界深度に大きく影響します。
- 絞りを小さく(F値大)すると、被写界深度が深くなり、被写体全体にピントが合います。
例えば、風景やポートレートなどの写真を撮影する際には、絞りを小さく(F値大)することで、被写体全体にピントが合い、奥行きのある写真にすることができます。
- 絞りを大きく(F値小)すると、被写界深度が浅くなり、被写体の一部にのみピントが合います。
例えば、花や虫などのクローズアップ写真を撮影する際には、絞りを大きく(F値小)することで、被写体にだけピントが合い、立体感のある写真にすることができます。
私は、絞りを大きく(F値小)して、被写体の一部にのみピントが合った写真を撮るのが好きです。絞りを大きく(F値小)すると、被写体が浮き上がり、立体感のある写真になります。
ISO
ISOとは、カメラのセンサーの感度を表すものです。ISOを高くすると、センサーが光をより敏感に捉えるようになるため、暗い場所でも明るい写真を撮ることができます。逆に、ISOを低くすると、センサーが光を捉えにくくなるため、明るい場所でも暗い写真を撮る可能性があります。
ISOは、手ブレを抑えるにも役立ちます。
- シャッタースピードを遅くすると、手ブレしやすくなります。そのため、ISOを高くして、シャッタースピードを速くすることで、手ブレを抑えることができます。
ただし、ISOを高くすると、写真にノイズが出ることがあります。ノイズとは、写真に写る小さな粒のことです。ノイズが出ると、写真の画質が低下します。
私は、ISOを高くして、暗い場所で手ブレを抑えて撮影するのが好きです。ただし、ISOをできるだけ低く設定するようにして、ノイズが出ないようにしています。
まとめ
シャッタースピード・絞り・ISOは、写真の表現力を広げる重要な要素です。これらの要素を理解して、自分の表現したい写真に近づけていきましょう。
また、シャッタースピード・絞り・ISOは、それぞれが独立したものではなく、相互に影響し合います。そのため、3つの要素を組み合わせることで、より豊かな表現が可能になります。
ぜひ、シャッタースピード・絞り・ISOを自由に操って、自分だけの写真を撮ってみてください。