こんにちは、フォトグラファーのryuです。
今回はヨドバシカメラで今売れているカメラランキングのお話です。
ネタ元の記事はCAPA CAMERA WEBの↓の記事です。
ニコンやCANONを抑えてSONYが上位独占
今回のヨドバシカメラ販売ランキングでは以下のようなランキングとなっています。
セールス期間 : 2023年11月下期(16日~30日) | |
第1位 | ソニー α7C II ボディ |
第2位 | ソニー α7R V ボディ |
第3位 | ソニー α7C II ズームレンズキット |
第4位 | ニコン Z 8 ボディ |
第5位 | ソニー α7 IV ボディ |
第6位 | キヤノン EOS R6 Mark II ボディ |
第7位 | ニコン Z 50 ダブルズームキット |
第8位 | キヤノン EOS R10・RF-S18-150 IS STM レンズキット |
第9位 | ソニー FX3 ボディ |
第10位 | 富士フイルム X-S10 ダブルズームレンズキット |
前回のランキングではニコンの「Zfc」やCANONの「R50」といったエントリークラスのAPS-Cがランクインしていましたが、今回は代わりにニコンの「Z50」と富士フィルムの「X-S10」がランクインしています。
機種こそ変わってもやはりコスパに優れたAPS-Cは根強い人気があるようです。
SONYのカメラが5台ランクイン
![](https://camera-info.jp/wp-content/uploads/2023/10/7c240mm.jpg)
一方我らがSONYですが1.2.3フィニッシュを決めており販売は好調のようです。特に1位と3位にランクインしている「α7c2」はかなりのスマッシュヒットカメラになっていそうです。2位と5位の「α7RⅤ」と「α7Ⅳ」はバランスに優れたカメラでライバルも多いように思えますが毎回安定してランクインしていることからも、ユーザーからの評価は高いようです。
この2機種は静止画も動画もどちらも高いレベルで撮影することができますので、それが更に台数を伸ばすことに寄与しています。
9位にランクインした「FX3」はフルサイズセンサーを積んだシネマカメラとなっています。動画に特化したかなり尖ったカメラではあるのですが、ここまで安定して台数が出ていることを見ると動画撮影する人はかなり多いのでしょう。
ニコンは2台がランクイン
![](https://camera-info.jp/wp-content/uploads/2023/12/Z8.jpg)
ニコンのクラシカルなデザインのAPS-Cカメラ「Zfc」は今回残念ながらランク外になってしまいました。恐らくより完成度の高いフルサイズ版の「Zf」に流れたのだと思います。
どちらも手に取ってみましたがボディの質感なんかは「Zf」がかなり高品質な仕上がりでしたので、あの見た目が欲しくて「Zfc」を選んでいた層は迷うことなく「Zf」を買うようになると思います。
ただ惜しむらくは肝心の「Zf」の納期がかなり遅れていることです。相当な人気を誇りながらランキングにも入ってきていないのは単純に物が手に入らないから台数が出ていないのでしょう。納期が正常化すれば「Zf」は間違いなくランクインしてくると思います。
もう一台ランクインしている「Z8」ですが中身はフラッグシップの「Z9」まんまなのにコンパクトなボディに収めた名機なのでハイアマチュアからプロまで選ばれるのも納得です。
50万以上するカメラが4位にランクインしていることからも、その実力が見て取れますね。
CANONは2台がランクイン
![](https://camera-info.jp/wp-content/uploads/2023/09/20230921-DSC03293-1024x683.jpg)
次にCANONですが、前回ランクインしていたエントリークラスの「R50」がランク外になってしまいました。私も使ってみましたが正直「R50」はエントリーモデルすぎて、ある程度のカメラ好きからすると余り食指が動かないカメラだったので、初心者に行き渡ったので販売が落ち込んだのでしょう。サブ機にするにはちとキツイ。
逆に「R6Mark2」は私も持っていましたがかなりコスパに優れたカメラでしたので、ランクインするのも頷けます。サイズが若干大きめですのでそれがネックになってα7Ⅳやα7c2に負けているのかもしれません。中身は凄くいい勝負できるカメラなのでこれからも売れるでしょう。
APS-Cカメラの「R10」もランクインしていますがこちらは「R50」の性能をブラッシュアップしたようなカメラです。連写機能を有していたりSDカードがUHS-IIに対応していたり4K60pが撮影できたりといった感じです。十分実用に耐えるカメラですので既にハイエンドモデルのカメラを持っているCANONユーザーがサブカメラとして使う需要があると思います。ですのでこれからも一定程度は売れていくと思います。
富士フィルムが維持で1台ランクイン
![](https://camera-info.jp/wp-content/uploads/2023/12/X-S10-1024x768.jpg)
最近はツチノコくらい見かけない富士フィルムのカメラですが「X-S10」が10位にランクインしています。
恐らく最新モデルの「X-S20」が全く生産が追い付いていないので旧モデルの「X-S10」の在庫が売れていってるのだと思います。Xマウントを使いたいユーザーが待ちきれずに買っているのかなと。富士フィルムのカメラは値落ちもしませんので安くなっているから買われているって状況は考えにくいですからね。
ただ最新モデルの「X-S20」はAF性能やバッテリーサイズ等かなりの進化を遂げているカメラですので富士フィルムの値上げによって国内流通が正常化すれば「X-S20」の方がランクインしていくと思います。
富士フィルムの値上げについては以下の記事で考察しています。
![](https://camera-info.jp/wp-content/uploads/2023/11/X-T5-320x180.jpg)
まとめ
今回はヨドバシカメラのカメラ販売ランキングを取り上げました。世界的に物が少ないご時世なのに安定して商品を供給し続けてるSONYの生産体制の強さが浮き彫りとなりました。
またカメラがスマホ最盛期の今、一眼カメラにもコンパクトさと高性能さが求められているのがSONYの「α7c2」が受け入れられている背景なのではないかと推察します。
![](https://www16.a8.net/0.gif?a8mat=3TLU4T+DHTXCQ+58XE+609HT)
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