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CANONのR6mark2からSONYのα7c2に乗り換える話。

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こんにちは、フォトグラファーのryuです。

以前の記事でRFマウントに限界を感じていること、逆にEマウントに食指が動いていることを書きました。

CANONのRFマウントについて思うこと こんにちは、フォトグラファーのryuです。今回は私の愛用カメラ「キャノンR6mark2」のマウントである「RFマウント」について思うと...

この後色々と考えていたのですが、結局CANONの「RFマウント」からSONYの「Eマウント」に乗り換えることにしました。
この記事では私の現状と、その結論に至った経緯を自分の考えの整理も兼ねて記事にしたいと思います。

なぜEマウント(α7c2)を選んだか

私がなぜEマウントに鞍替えするかを説明するには、まず私のカメラ遍歴から語らねばなりません。やはりカメラ遍歴ってのは自分の考えの変化が如実に表れてきますからね。

それでは行きましょう。

私のカメラ遍歴①【EOS Kiss x8i】

私は現在33歳なのですが、家族のカメラも含めればかれこれ10年近くCANONのカメラだけを使って撮影してきました。生粋のCANONっ子です。

初めて自分で買った最初のカメラはCANONの「EOSKiss x8i」というAPS-Cセンサーのカメラでした。軽量コンパクトで初心者にも使いやすくてとても良いカメラでした。
レフ機独特のミラーの動く感触に感動したのを今でも覚えています。

またEFマウントでしたので世界で最も販売数の多いレンズ=中古市場が潤沢なレンズを使うことができました。
当時はお金もありませんでしたのでEFレンズのみならず、サードパーティ製のタムロンのレンズも使っていました。
センサーサイズの概念すら理解していませんでしたが、とにかく撮るのが楽しかったです。

しかし次第にx8iでは物足りない瞬間が出るようになってきました。具体的には夜間の高感度耐性です。
x8iというよりはAPS-Cですかね。

私のカメラ遍歴②【EOS 6D Mark2】

そこで私が次に選んだのが同じくCANONの「EOS 6D mark2」です。
形はほぼ同じでセンサーサイズのみ大きくなった感じのカメラです。
形はほぼ同じと言いましたが、何も悪いことではありません。
確かに買い換えた瞬間の喜びは少ないですが操作性が非常に似通っているのでスムーズに移行することができました。

この6Dmark2は私のお気に入りでつい最近まで使用していました。レンズは主にEF24-70 F2.8の2型を使っていました。被写体や場所によって単焦点を使い分けていました。

今思えば24-70mmを付けた6Dm2はシステムとしてはかなり重かったのですが初めてのフルサイズということもあり気に入って使っていました。
しかしある時単焦点レンズの楽しさに目覚めてしまいました。

手にしたのは【EF50mmF1.4】でした。発売時期を考えると当時でもオールドレンズの仲間入りしかかってて、しかもかなり癖の強いレンズで解放で使うと独特の画が出てくるレンズでした。
しかし私は案外その癖も好きで好んで使っていました。

なにより6Dmark2と組み合わせると1kg前後の軽量システムで撮影できるのが気に入っていました。

今思えばここで「軽いカメラ」の魅力に気付いてしまったのかもしれません。

EOS 6D Mark2はとても気に入っていたカメラでしたが世間はミラーレス一色になり、EFレンズも次第に更新されなくなっていきました。
そしてCANONからもRFマウントが出されました。

私のカメラ遍歴③【EOS R6 Mark2】

そして現在の愛機である【EOS R6 Mark2】に乗り換えました。

RFシステムが発表されてから大分経っての乗り換えとなった理由としては元々R6に乗り換える予定だったのですがミラーレス独特の問題点である「電池持ち」が許容できないレベルだったので乗り換えるに至れなかったのです。
R5でも良かったのですがどうせミラーレスに移行するならやはり少しでも軽い機種が良かったのです。

そこへ満を持してリリースされたのが【R6 Mark2】でした。R6の泣き所だったバッテリー持ちを改善し、更にAF性能まで向上させて登場してきました。

私も実際に発売日に触りに行き、これなら乗り換えても良さそうだと感じ乗り換えを決意しました。
ただこの時から既にRFレンズについての一抹の不安みたいなものは感じていました…。
しかしEFシステムの頃のCANONを信頼して半分見切り発車的にRFシステムに移行しました。

今思えばこれが大失敗でした。

自分の用途に合わないRFシステムに困惑する

RFマウント

私はカメラには写りと共に「軽さ」を強く求めています。
R6mark2も性能の割には軽量になっていますし、実際に手に取って体感していたのでそこは想定通りでした。性能にも全く文句がありません。

しかし想定外だったのはRFレンズのロードマップです。
CANONからリリースされるのは軽いけれどF1.8~2.8の暗い撒き餌単焦点レンズ以外は重量級のレンズばかりでした。ちょうど間となるF1.4あたりの単焦点レンズは噂すら出てきません。

標準ズームも大三元も小三元も3~5年前から更新されない始末。旧世代の激重レンズしかありません。

ただプロユースの望遠レンズだけは着々と充実してきています。
ただ明らかに私の用途とは全く合いません。合う人の方が少ないでしょうが…。

私の目論見では今や古くなってきたRF24-105やRF24-70の2型が出て、それを購入する予定だったのですが…。目論見は完全に外れました。

そしてある時ふと気付いたのですが、CANONは恐らく次のパリオリンピックに照準を合わせているのでしょう。
となれば2024年の7月までにフラッグシップモデルの【EOS R1】や【EOS R5mark2】をリリースし、それに見合った超重量級レンズを更に充実させていくでしょう。
一般ユースの焦点距離の丁度良いレンズはその後。つまり2024年の後半から2025年の前半にかけてとなるでしょう。現状の薄いレンズラインナップの状態でサードパーティーに開放することもありえないでしょうし。

あと2年も現状のRFレンズに付き合うのは無理です。
ということでEマウントへの乗り換えを決意したわけです。


SONYのα7c2を選んだ理由

そんな中Eマウントへの移行で私が選んだのは【α7cⅡ】です。

私が【α7c2】を選んだ理由としてはなによりも軽かったのが一番の理由です。
実際に手に取ってみると驚くほど軽量に作られています。

ボディの質量は514gとR6Mark2と比べて160gも軽くなっています。これは軽量な単焦点レンズ一本分に値します。
もちろん軽量化に伴ってトレードオフとなってしまった機能もあります。
個人的に気になったのはファインダーの大きさとSDカードがシングルスロットになっていることです。
どちらも重要な機能ではあるのですが、軽さと天秤にかけた結果私には軽さの方が重要だと判断しました。
それ以外は正直兄貴分である【α7mark4】より高性能となっていますしね。

α7c2と一緒に購入したレンズ

私がEマウントへの移行に伴って導入するレンズは、ひとまず以下の3本です。

  1. FE 24-70mm F2.8 GM II
  2. FE 50mm F2.5 G SEL50F25G
  3. FE 85mm F1.8 SEL85F18

こちらの3本を導入します。Eマウントは初めてなのでとりあえず使ってみてから買い増す感じにしようかなと思っています。

一つずつ理由を説明したいと思います。

FE 24-70mm F2.8 GM II

まずはSonyの最高峰標準ズームであるこちらのレンズです。
写りは抜群に良いのでこれ一本あれば大抵の写真は撮れます。
問題は重さなのですが、RFマウントで同レベルのレンズとなると2019年発売の【RF24-70mm F2.8 L IS USM】となりますが重さが900gもあります。
しかし【FE 24-70mm F2.8 GM II】は2022年発売で新しく、更に重さは695gと非常に軽量となっています。

レンズだけの重量を聞くと「重いやんけ」と思うかもしれませんが、本体と合わせたシステム重量で考えるとR6mark2+RF24-70は1.5kgとなります。
一方でα7c2+FE24-70は1.2kgとなります。その差は300gとなり一日持ち歩けばその差は誰でも体感できることでしょう。

これだけの軽量化がファインダーとスロットとのトレードならば個人的には大歓迎です。
このような理由からSONYのレンズの中では比較的重めな24-70GM2を選びました。

FE 50mm F2.5 G SEL50F25G

次に標準画角のGレンズであるこちらのレンズです。
スペックだけ見るとF値が2.5Gと暗いのですが写りがピカ一です。流石のGレンズといったところです。
しかも重量が174gと脅威の軽さとなっています。

他社にもいわゆる撒き餌レンズという似たような50mmは数多くありますが写りのいい軽量レンズは意外と無いものです。ただ軽いだけ、ただ明るいだけのレンズはあまり意味がありませんしね。
そういった意味でこのレンズは非常に好感が持てます。
α7c2と組み合わせた際のシステム重量は680gと過去に持っていた6Dmark2の本体重量とほぼ同じです。しかも写りは遥かに美しいときています。

個人的には24-70GM2よりも楽しみな組み合わせです。

FE 85mm F1.8 SEL85F18

最後は中望遠の単焦点であるこちらのレンズです。
こちらは無印のレンズながら非常に美しい描写を持っていて一部では「隠れGレンズ」とまで呼ばれているレンズです。

個人的にはこれがSonyの「撒き餌レンズ」と言ってもいいんじゃないかと思っています。

ポートレートはもちろんですし、被写体を大きく切り取れる85mmは50mmに次いで大好きな焦点距離です。

こちらのレンズも非常に軽量なレンズで重量は371gです。
α7c2と組み合わせた際の重量は885gと中望遠としては非常に軽いシステムを組むことができます。

まとめ

SONY α7c2の発売日である2023年10月13日にRFマウントと決別してEマウントへ完全に移行します。CANONのRFマウントも悪いシステムでは決してないのですが、EFシステムの頃と比べて明らかにプロの方を向いている気はします。

CANONの信頼性や操作性の高さは間違いないので5年後くらいにもし軽量なシステムが組めるようになっていたら、出戻りするかもしれません。
それぐらいCANONに思い入れはありますが、現状のRFシステムはあまりにも私個人には合いませんでした。

何はともあれSonyのα7c2、楽しみです。

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ryu@photographer
カメラの種類を問わず「カメラ」そのものが大好きな30代男性です。 10代の頃から様々なカメラを使い倒し写真歴は10年以上です。 自分で購入したカメラ遍歴は CANON(EFマウント) ↓ CANON(RFマウント) ↓ SONY(Eマウント) となっております。 このブログではカメラに関する事をメーカーや機種問わずピックアップして話題にしたり、写真についての雑感やちょっと得する知識等を発信していきます。